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前回→
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前回は言葉の裏側にはネガティブが潜んでいるということ、
一見ポジティブに聞こえても、裏の動機にネガティブがあるということをお伝えしました。
今回は、
なぜ、ネガティブが起こってしまうのか?
なぜ、そんな事を人間は抱いてしまうのか?
なぜ、そんな事を経験しなくてはいけないのか?
そんな意味を大まかにお話します。
皆さんは「二元性」という言葉はご存知でしょうか?
量子力学では、この宇宙が誕生する根源と言われている内容になります。
この世に存在する原子(水素や酸素)も、陽子(中性子)と電子によって引き合うエネルギーが、重力を生み出し、磁場を生み出し、そして物体化しています。
つまり、元を辿ると全てが二元性のエネルギーによって構成されているということになります。
地球もN極とS極の磁場があり、これもまた二元性です。
すると人間の思考も同じ原理となっていきます。
「白と黒」
「光と闇」
「男と女」
「前と後」
「過去と未来」
「賛成と反対」etc
なんとなく分かりましたでしょうか?
この世が二元性で構成されるように仕組まれているのです。
ここで本題の「ネガティブが起こる本当の意味」となりますが、
人間は二元性の両方を知っている。つまり、
「言葉や行動には、常にネガティブとポジティブの両方が含まれている」
ということになります。
だから人間が考える思考には、必ずネガティブが含まれており、
言い換えれば、ポジティブを目指すためにネガティブを描いている!
ということになります。
皆さんはこれまで生きてきて、後悔や挫折やコンプレックスやトラウマを過去に残して来ていませんか?
それを引きずっていませんか?
何のために、それを経験したのかです。
全てポジティブを目指すためにネガティブを描いている!
ご理解いただけましたでしょうか?
ネガティブを描いてネガティブを感じる為に生きているのではないですよ!
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
「ピンチはチャンス」
これらの言葉は、神の仕業でもなく、誰かによって作られたピンチでもありません。
辛い事や悲しい事、怒りや恐れも、苦しい事も、
その一瞬一瞬が場面になって目の前に現れた時、
その先のポジティブを経験する為に、それを目撃する為に、
それを見て何かを感じる為に、そしてそれを学んで生かす為に私たちは今存在しているのです。
元々、人間という生物が二元性の世界の中で、
その仕組みに順応する為に、進化する為に編み出した方法なのです。