人前に立つとあがり症になる方は多いかと思います。
そうすると、ひどい方だと緊張しすぎて吐き気を催したりもします。
なんでそんなに緊張してしまうのでしょうか?
(1)失敗したら恥ずかしい?
(2)沢山の視線にプレッシャーを受ける?
(3)自分に自信がない?
他にも色々な理由があるかもしれません。
ただ、上記には一定の共通点があることにお気づきになりましたでしょうか?
それは、「恐怖」です。
(1)については、
「成功するか失敗するか知り得ない未来」に対しての恐怖。
更に成功したら天国、失敗したら地獄のように、異常なほど2択という審判を結果も出ていないのにその場で与えてしまっています。
まるで自分に脅迫でもしているかのよう。
(2)については、
「沢山の視線=自分に介入してくる圧力(恐怖)」に立ち向かう為に鎧を着て防御をします。
するとどういう現象が起こるでしょうか。
硬い鎧のせいで身体はガタガタ、ガチガチ。
終いには顔まで鎧を着てしまい、目の前は何も見えなくなり頭は真っ白状態。
まるで亀が甲羅に入っているような状態。
それでは何もできなくなります。
(3)については、
1と2を両方持ち合わせている方の特徴だと考えます。
「自信がないから緊張するのではなく、緊張する事をネガティブに捉えすぎ」てしまい、気が滅入っている状態です。
更にそれを「自信がない」=「上手くできない事、上手く話せない事」と頭の中で理由に置き換えてしまうため、根本の原因がわからず、どうしたら緊張が解れるのかが全くわからなくなってしまいます。
これらを改善するには、まずはこの事を理解してください。
「恐怖という支配下に自分の身を置いてしまっている」
これは以前、
でご紹介しておりますが、
「本来の目的」よりも、「恐怖(あがり症)という見えない的と戦う為」という目的に無意識ですり替えてしまい、何をしたいのかが脳が理解できずにパニックを起こしている状態になっています。
当然、このスパイラルに陥ると、恐怖という絶対的な支配の下で何かをするわけですから、恐怖に打ち勝つことができずに、次のステップに進めなくなってしまいます。
そこで、改善策です。
まずは、「あがり症」=「(1)(2)(3)のいづれかに該当する恐怖」なんだと理解をして認めてあげてください。
だから、緊張してしまうんだと。
それが理解できたら、次のようにイメージしてください。
恐怖の支配下であるという事を理解し、それを受け止めて、変換するのです。
「恐怖と私は同等だ!上下関係はない!」と。
仲良しになってしまってもいいかもしれません。
もちろん、恐怖という感情は「あかり症」だけではなく、
様々な事で沸き起こる感情ですから、消えるということではありません。
少しでも緩和することができれば、
それが少しずつ少しずつマインドコントロールができるようになり、
いつの日かそれが心地よくなる。
そんな事が出来るようになってきます。
セッションでは、もっと細かく、その人にとって何がそうさせているのかを、導き出していきます。少しでも皆様がプラスに転換できれば!ですね。